| 2003年4月3日(木) |
三戸高校商業科を今春卒業した三戸町梅内雷平、足沢(たるさわ)めぐみさん(18)が、県人では初の電卓「名人位」を獲得した。東北でも三人目、全国でも五十七人しかいない“勲章”を生かして、足沢さんは四月から地元の税理士事務所で仕事に励んでいる。足沢さんは授業や部活動の商業部で電卓を学び、日本電卓検定協会の検定に次々に合格。三年生までに九段位を獲得し、昨秋の東北大会では二人の名人位を破って個人優勝を果たした。 今年三月には十段位に合格、すぐに最高位の名人位に挑戦し、千八百点満点の千六百点以上という厳しい条件をクリアし合格を決めた。授業で指導した土岐一行教諭、商業部顧問の西舘信孝教諭は「式を的確に見る、打つ、丁寧に書く、結果を読みさらに計算する−と四つの力が必要。よく頑張った」と教え子の活躍をたたえている。 十段位、名人位を目指して毎日一−二時間は練習に励んだという足沢さんは「社会人になると仕事で受験も難しくなるので、在学中に名人位を取ることを目標としてきた」と話し、県人初の快挙に「三年間電卓を続けてきてよかった」と喜んでいる。 就職先は岩井賢三さん(66)=同町川守田菖蒲沢=が経営する税理士事務所。 足沢さんは同じ商業部出身で電卓八段の高橋鮎美さん(18)=南部町大向牧野平=と机を並べて仕事に取り組んでいる。次の目標について足沢さんは「仕事を覚えるのが先。余裕ができたら大会などに出てみたい」と話している。 ※写真は名人位の技を生かし仕事に取り組む足沢さん。左は一緒に就職した8段位の高橋さん |